借地契約による境内地内工事について

当院は宗祖とご縁も深く、宗派で地元各組、寺院・門徒のみならず、地域社会にとっても大変重要な歴史的教化施設であります。しかしながら、近年、本堂はじめ庫裏、関連施設、全てに渡って、老朽化が急速に進み、耐震強度不足等、極めて深刻な状況にありました。

資金不足の為に当面、小修繕を重ねて対応してきましたが、抜本的、全面的な改修・整備が喫緊の課題であり続けました。

また、大谷専修学院の山科学舎との統合に伴う岡崎学舎の解体、及び境内地内にて老朽化の激しかった借家の解体を行った後の境内地の活用として、2017年に「岡崎別院整備委員会」を設立し、将来に亘る別院の維持・運営について話し合いを続けて参りました。

整備委員会での幾度にも亘る話合いの結果、「境内地の一部を借地として業者に貸与し、その収入をもって別院の今後の修繕等及び教化の中心施設としての維持運営を行う」ことが決定いたしました。

それらと併せ、活用方法について、様々な業種からの提案を受け、その都度会議を行った結果、三菱地所株式会社(以下、三菱地所)と一般定期借地権契約を締結し、境内地を貸与することが整備委員会で内定し、責任役員会・院議会にて契約締結の承認を受け、2018年に契約書を取り交わしました。

三菱地所は貸与地にてホテル開発を行い、竣工後はホテル運営会社がホテルの経営を行うこととなります。

この度、三菱地所にて上記事業についてのプレスリリースが行われましたのでご報告致します。詳しくは下記アドレスにてご確認下さい。

https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec200221_kyotookazakihotel.pdf

(三菱地所リリースHPのURLです)

2020年2月21日